ベトナムのオンライン・SNS事情
ベトナムのオンライン事情、SNSの使用状況
東南アジアの1国であるベトナム。人口およそ9600万人のこの国はインターネットの普及率・利用率が非常に高く、屋台以外の飲食商業施設、郊外のレストランやカフェ、ホテル、空港などでは無料のWi-Fiが当たり前のように設置され、来訪者が誰でも利用することができます。
2018年の調査ではインターネット普及率は人口の67%、モバイルの普及%は73%、SNSの普及率は50%を超えています。
そのSNSのプラットフォームの使用状況の調査によれば、最も利用されているのはFacebookです。
次いでYouTube、Facebook MessengerとメジャーなSNSが続きますが、4番目に利用者の多いのがベトナムのIT企業VNGが開発したチャットアプリ「Zalo」です。
ベトナム発のチャットアプリ『Zalo』とは
Zaloがリリースされたのは2012年8月。
VNGがそれ以前からリリースしていたブランド名Zingに、ベトナム語で「もしもし」を意味するAloを組み合わせて名付けられました。
日本のLineのベトナム語版と捉えていただければ問題ありません。
LINEとFacebookを合わせたような基本的なSNSの仕様に加え、恋愛や教育など特定の話題へのグループチャット、近くにいる別のZalo使用者を検索できる機能が特徴的です。
他社SNSとの最大の違いは、録音した最長5分間の音声を送れる音声メッセージ機能。
ベトナムでは音声での交流が盛んであり、音声機能を強化していったのが多くのベトナム人ユーザーに親しまれている理由です。
Zaloホームページ(https://zalo.me/pc)
英語もあるので、日本人でも使うことができます。
独特な企業マーケティングも展開
そうした人気を受けて2015年、ベトナムコカ・コーラ社がZalo上でブランディング戦略を実施。
10代のベトナム人ユーザー向けに、自分の顔写真とコカ・コーラ社のロゴやイラストを組み合わせる独自のステッカーを作れるEmotiCokeを実装しました。
これはZaloにて1千万ダウンロードを突破し、前年度実施のキャンペーンよりも30%高い売り上げ、という良い広告効果が発生しています。
こうしてZaloマーケティング戦略に、ただ広告を流すだけではなく、企業アカウントが積極的にユーザーを誘い、ユーザー同士が遊べるものを提供することで高い宣伝効果が得られるという実績が作られました。
日本におけるLINEのようにベトナム人ユーザーに普及しているZalo。
18~33歳の層が全体の83%と最も多く、今後も消費意欲の高いベトナム人の若者に向けた様々な宣伝効果が期待されています。
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