ベトナムの経済と物価

ベトナム経済2

成長を続けるベトナム経済、2019年現在のベトナムの物価

直近の10年間でGDP成長率が平均6%を越え、2018年には2008年のリーマンショック以降最高の7.1%を記録し、好調な経済成長が続いているベトナム。

完全な終戦を1981年に迎えたベトナムはその分経済成長が遅れ、1980年代までは世界でも貧しい国の一つと言われていました。

しかし、様々な取り組みを経て1990年代に経済が成長し始め、アジア経済危機に一時の低迷を見せるも2010年代には更に飛躍した経済成長を続けています。

それに伴いベトナムではインフレ率、物価上昇率も上がってきています。

インフレ率は1980年代後半には、400%近くのハイパーインフレーションが発生し、2000年代後半から2010年台前半まで10%を超えました。それ以外は5%程度と日本と比べると高いですが、ベトナムではかなり安定したインフレ率と言えます。

ベトナム全土での2018年6月の上昇率は前年度の6月に比べ4.7%上昇しました。

ホーチミン・ハノイといった都市部では更に倍程度の上昇率が起きているとされ、ここ15年で物価が3倍になりました。

ベトナム内での平均収入の違いと都市部の生活

しかし、こうした物価上昇が起きていても、経済成長に伴う賃金の上昇も起きているベトナム。

こちらもホーチミン・ハノイが顕著であり、ベトナム全体での平均年収に対し、ホーチミン市の月給は40%を上回る結果が出ています。

地方の若者はより高い賃金を求めて大都市に集中し、3人からシェアハウスメイトを募って単身者向けの物件で家賃を折半することで、都市部の物価上昇に対応した生活を送ることが一般的になっています。

また、ベトナムのアパートは家具家電が据え付けで、光熱費やインターネット通信費までがほとんどのアパートが家賃込み。

最低限の荷物と割り当て分の家賃さえあれば暮らし始められ、残る飲食費も外国人観光客ではないレストランや屋台を利用すれば安く上がります。

しかし近年ではその家賃も、物価の上昇と共に上がっていく傾向があります。

ベトナムの方が日本よりも物価の高い品々も

一般的な生活においての食費や生活費が日本よりも価格が安いベトナムですが、逆にベトナムで購入すると高価になる品もあります。

輸入品は全体的に価格が高く、日本からの輸入品も関税がかかり、醤油や味噌といった調味料を日本輸入品を使いたい場合、価格は日本の1.5~2倍程度です。

医療費に関しては、一般ベトナム人が利用する国立病院はかなり安いですが、外国人・富裕層が利用する国際病院は日本と同等です。

一般的に日本より物価は安いですが、もし日本と同じような生活(食事、住居、医療)を求めると日本より確実に高くなります。

特に関税が高いのは輸入自動車で、日本よりもかなり高めの価格での購入となってしまいます。

とにかく経済成長の著しいベトナム。観光を楽しむにも実際に住んで生活するにも、何が安く何が高いのかあらかじめ調べる重要性が今後増していくでしょう。

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