ベトナム語を学ぶメリット
言語人口の多さ
ベトナム語は、英語、中国語などに比べるとマイナーな言語と思われていますので、手間と時間をかけてまで覚えるのはちょっと、と躊躇する人が多いのは事実です。しかし、他の言語にはないメリットがベトナム語にはありますので、学ぶ理由が十分にあります。
まず、ベトナム語人口が多いという理由が一つ挙げられます。
ベトナムの人口は9,000万人とアジア圏でもかなり多い水準にあります。しかも、海外への移住者も多いので、韓国、中国、シンガポール、アメリカなどでベトナムスピーカーに会う確率が高いのです。話者人口というだけであれば、圧倒的に中国語の方が多いのですが、言語競争率という面で見るとかなりベトナム語の方が有利です。
つまり、中国語を第二言語として習得している人や、バイリンガルで話せる人はかなり多く、その中に新規習得者が入っていくのは難しいものがあるという点です。
しかし、ベトナム語の場合はローカル以外では、それほど学習者が多くありませんので、ビジネスでも用いられる可能性が高くなるというメリットがあるのです。
今や中国語を話せますということをアピールしても、それほど重宝されないほど多くの人が習得していますが、ベトナム語を話せる人材はかなり重宝されるのです。
親日国ベトナム
また、ベトナムが親日国であるというのも大きな理由となるでしょう。日本に仕事のために移住してきている人も多いですし、富裕層が海外旅行をする時に選ぶことが多いのも日本です。
また、実際にベトナムに行けば分かりますが、日本人は好印象で見られることが多いので、コミュニケーションを取りやすいのです。そこにベトナム語を話せるということであれば、より親しくベトナム人と付き合うことができます。友人という人間関係を作るのにもいいですし、当然ビジネスシーンでも大きな武器となります。
習得しやすい
もう一つのポイントは、ベトナム語は漢字由来の言語ですので、日本人が習得しやすいという点です。特に中国語や韓国語をかじったことがある人であれば、よりベトナム語は学ぶのが楽な言語です。
ベトナム語は今でこそアルファベットで書かれていますが、これはフランス支配の時代があったからであって、元々は漢字での表記がなされていました。
そのため、根底を流れる言葉のイメージや構造は、日本人にとっても理解しやすいところがあるのです。ベトナム語は声調が複雑で難しい、実際の会話が厳しいという人もいますが、こうした共通点を探っていくことで習得を効率よく進めていくことができるのです。
少なくても、欧米人よりも日本人の方が習得はしやすいはずですので、差を付けるチャンスでもあります。
なによりも、現地で仕事や生活をしたり観光したりするためには、現地の言葉が話せるというのは大きな違いを生みます。ベトナムはビジネスの場所としてとても勢いのあるところですし、日系企業もたくさんあります。観光地としても人気でたくさんの良いところがあります。
ベトナムをより楽しむためには、ぜひともベトナム語を習得したいものです。