ベトナム語ローカライズ(L10N)について

翻訳とは、簡単に言うとある言語の文字からある言語の文字へ置き換えていくことです。内容も表現も順序もそのまま置き換えられます。

ベトナム語ローカライズ(L10N)について

海外の取引先やお客様に自社の資料の内容を伝えたり、自社の製品・サービスを展開していくうえで、違う言語に変えることは不可欠な業務です。

違う言語に変えていく作業は、細かく3つの方法に分けられます。それは「翻訳(トランスレーション)」、ローカライズ(L10N)そしてコピーライティングです。

ここでは、翻訳とローカライズを比較しながら、それぞれの違いについて説明します。また、コピーライティングについても少し触れて起きます。

翻訳(トランスレーション)

翻訳とは、簡単に言うとある言語の文字からある言語の文字へ置き換えていくことです。内容も表現も順序もそのまま置き換えられます。

翻訳言語の文化的背景はほとんど取り入れられず、原文の言語の文化的背景に従って翻訳します。

ローカライズに比べると、翻訳のほうが簡単で、時間もかからず、費用も安くすみます。ただし、現地の人々にとって読みにくい文になり、うまく伝わらない場合があります。

日本とベトナムを比較すると、発展した日本語にはすでに色々な概念が固有名詞として存在するのに、発展途上国のベトナムにはないということも多々あります。

ローカライズ(L10N)

ローカライズ(L10N)とは、自国の製品やサービスを、外国や違う地域で展開するとき、その国の言語・習慣・文化を考慮した文章に翻訳することです。国や地域の文化に適した形に変えていくことです。

たとえば、ウェブサイトのローカライズ化とは、コンテンツやデザインを現地の人に訴求できる言葉やイメージに変えて公開することです。また、レストランメニューの例では、日本料理の「すきやき」をベトナム語に翻訳したら「鋤の上で焼く料理」になりますが、ローカライズ化したら「牛肉のしょうゆ風味の鍋」になるでしょう。

翻訳に比べると、ローカライズ(L10N)には現地の人に訴求するという大きなメリットがあります。

コピーライティング

コピーライティングとは、ローカライズよりさらにクリエーティブな方法で文章を一から作成して行くことです。もうこうなると翻訳とは一線を画す作業になります。

販売キャンペーン・広告等には、コピーライティングが最適です。作業者は相続力を最大限に発揮して、現地の人々に響く内容を作り出して行くからです。

コピーライティングはもう翻訳というより、マーケティング分野で、企業ブランドとコンセプトを理解しないといけません。そのため長期にわたる話し合いが必要になって、時間も費用も一番高くつきます。

翻訳、ローカライズ、コピーライティングの比較

種類 翻訳 ローカライズ コピーライティング
作業 文字と文字の翻訳 対象国に合わせた言語の翻訳 想像力を発揮した書き直し
内容 現地国の内容を維持している 対象国に文化に適応している 新しく創造されている
時間
料金
読みやすさ 読みにくい 読みやすい 読みやすい
翻訳メモリ(TM)の使用 できる できる できない